城崎温泉駅

城崎温泉は1,300年前の平安時代から開発された風情のある温泉で、江戸時代以降、柴野栗山・志賀直哉をはじめ多くの文人墨客に愛されました。
江戸時代の温泉番付によると、城崎温泉は西の関脇にランクされ、有馬温泉と並んで有名な温泉地でした。城崎温泉は7つの外湯(一の湯・地蔵湯・御所の湯・鴻の湯・柳湯・まんだら湯・さとの湯)めぐりで知られ、ゆかたの似合う閑静な日本情緒豊かな街として、今も多くの人たちに愛されています。
また、国や県の重要文化財がある温泉寺の他、城崎文芸館・麦わら細工伝承館など、歴史や文芸などにもふれることができます。

城崎温泉は1925年の北但馬地震で大きな被害を受け、抜本的な災害対策を施した街作りが行われました。
火伏せ壁という防火壁や木造家屋の間に鉄筋作りの建物を配置したり、大おおたに谿川を広くして地震で崩れた玄武洞の岩石を使い護岸を補強しました。
平成18年にオープンした木屋町小路に残る火伏せ壁は、情緒ある風景とマッチし、復興への街づくりを後世に伝えています。
また、玄武洞の黒色の岩石で統一された大谿川の護岸は、城崎の独特の景観をつくりだしています。

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